喉頭がんの再発

癌の中でも早期発見と早期治療が比較的容易な喉頭がんですが、 ほかの癌と同じく、治療をしても再発する可能性があります。放射線治療のあとの再発は、喉頭の部分摘出手術により、声を失わずにすみます。

喉頭がんの再発(つづき)

喉頭を全摘出手術をすれば、確実に再発を防ぐように処置できますが、 残念ながら声は失われてしまいます。 喉頭がん治療のあとは、再発してもすぐに対処できるように、 手術後5年間は定期的に検診を受けることが大切です。

何をしなくても、癌再発をしない人もいますが、 再発の防止には、やはり治療が必要です。

癌の再発予防には活性化自己リンパ球療法(免疫療法)があります。

1個の細胞に「癌」ができたということは、 他の細胞にも「癌」ができやすい状態だということです。 それに加え、喉頭がんの治療に放射線や手術を用いたことにより、 免疫力が低下していると考えられます。 癌治療の直後は、癌再発しやすい状態となっています。

活性化自己リンパ球療法(免疫療法)は、 癌細胞の量が少ない状況で高い効果を発揮する治療方法です。患者本人の血液から、免疫細胞である「リンパ球」を分離します。 それを約2週間かけて活性化・増幅させたのちに、ふたたび点滴により患者の体内に戻す治療法です。 免疫力を高めて、癌細胞の増殖と転移を抑制します。

自分の血液を用いての治療法のため、副作用がほとんどないことが特徴です。 37度程度の発熱がでる場合がありますが、苦痛がほとんどない方法です。

喉頭がんイメージ

喉頭がんの生存率

「癌」と聞くと、とても恐ろしい病気で、誰もが不安になるものです。 自分の余命はあと何年ほどなのか、心配になることと思います。

喉頭がんの生存率ですが、癌が発生する部位によって異なってくるものの、 ほかの癌とくらべてみると、とても高いものとなっています。

ですが、生存率はあくまでも統計データです。 生前率は、癌の進行度や治療の方法別にも算出されていますが、患者の年齢や、癌以外の病気の有無なども影響して、異なってくるものです。 誰しもがあてはまる結果とはいいがたいものです。あくまでも参考程度にとどめることをおすすめします。

喉頭がんは発症する部位により3つに分けられています。 声門癌、声門上癌、声門下癌です。 発症した部位によっても、5年生存率は変わってきます。

癌が1亜部(喉頭とさらに小さい単位に分けたもの)にとどまっている場合、 放射線治療で90%以上が治るといわれています。 また、この状態での5年生存率は声門癌、声門上癌、声門下癌、 どちらも80〜95%と高いものです。

声門癌、声門上癌では、進行によって喉頭全摘出術を行います。 その場合の生存率は、声門癌で70〜80%。 声門上癌で60〜70%です。

喉頭がんで気をつけたいのが、声門下癌です。 声門下癌は、声門癌と声門上癌と比べると、初期病状が分りにくく、早期発見が難しいとされています。 気付いたときには、進行している場合があるため、喉頭の全摘出の患者割合が高いのが特徴です。 声門下癌の末期の場合では、5年生存率は、ほとんどないとされています。

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